上の写真、普通に良く見る気孔(とまわりの細胞)なのですけど… 場所がちょっと面白い。
どういう場所かというと、低倍率で見るとこんな感じ。気孔がどこにあるんだよ?とお思いでしょうが、マウスポインタを下右の写真にのせてみて下さい (javascript ON!)。
そうです、この気孔がある場所には沢山の毛が生えていて、その奥にポツポツと気孔が点在しているわけです。マウスが外れてる時のは、その毛にピントを合わせたところです。
左の写真がその毛をカミソリで「こそぎとって」横から見たところです。中に線(中空?)が見えます。倍率はどちらも同じ、スケールバーは100um (= 0.1mm)なので、毛の長さは0.1〜0.2mm程度という感じです。
さて、さんざん引っ張ってしまいましたが、これ、どこだかお分かりですか? … 正解は「モモの実の皮」。
モモの実というのは、元はめしべ(子房)だったわけで、そこにも気孔があるのでしょう。めしべは葉の変形したもの、なので、不思議でもなんでもないのですが、実際見ると「ふーん」という感じでした。
今度モモを食べる時にでも、お試し下さい。ただし、毛のある方を上にしないと具合悪かったです。カバーなしで見ました。