ミンミンゼミ: Oncotympana maculaticollis
東京は新宿区内某所でセミの交尾を初めて見ました。下のような状況で、地上2.5mくらいの場所です。たまたま隣の木に足がかりがあって、上の写真が撮影できました(ペンタックスK100D、レンズはタムロンの18-250mm)。自然光でもチャレンジしたのですが、体勢が悪くて、手ぶれ補正でもちょっと無理でした。
見つけたときから30分以上はくっついたまま。2時間過ぎて見に行ったら、さすがに1匹になってました(メスが産卵?)。他の用事で来ていたので、ちゃんと見ていられなかったのが残念。
さてこの2匹、どっちがオス・メス? セミの雌雄は、鳴くための「腹弁」(オスで発達)とか先端部(メスの産卵管)で分かるといいますが、どちらも腹側からでないと分かりにくい。上の写真だと背面からなのでイマイチですね。しかし今回、下方から撮影した写真にズバリ、連結部が写っていました。アングルは上右の写真と同じです。
うひゃぁ、こうしてみるとナマナマしい!良い子は見ちゃダメかも。
でもまぁ、昆虫写真家の海野さんも「セミはたくさんいるのに案外交尾を見る事は少ないように思う」と書いてられるので、貴重な画像ということで…。
これをみると、左がオスのように見えますね。 体の位置は左のセミに右のセミが横向きになってしがみついている、のですが、 オスが木に止まって鳴いているところに、メスが飛んできて…ということを考えるとそれでいいように思えます。
なお、このように2匹の頭が同じ側にくるのでなく、正反対になっているセミもいるようです。「セミ 交尾」で画像検索するといろいろ出てきます。それから、ミンミンゼミとアブラゼミとか、そういう異常な交尾もたまにあるらしい。ふーむ。
そろそろ8月ですか。立秋も近いしセミも必死なわけですね。しみじみ。