ミナミコメツキガニ

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Last update: 2005/03/21
granules on mudflat

泡瀬干潟(沖縄県沖縄市)にて


修学旅行(の引率)で沖縄の泡瀬干潟を案内してもらいました。

干潟というと、東京湾の三番瀬とか、各地で埋め立ての危機に瀕していますが、ここも例外ではなく、既に一部工事が始まっています。泡瀬干潟を守る連絡会の方にその辺の問題をレクチャーしていただいた後に、実際に中に入りました。

足元の準備が悪かったので、最初は「………」という感じでしたが、そのうち面白くなって、みんな楽しんでいる様子でした。

なかでも、砂を掘ってのカニ探しで結構盛り上がっていました。

dig, dig, dig a crab

このカニ、ミナミコメツキガニ(Mictyris brevidactylus Stimpson, 1858)という小さなカニで、あまりにも小さいので、一見してカニという感じはしません。一瞬、クモとか、血をすって大きくなったダニ、みたい(といったらカワイソウかも)。

砂をすくって中にある有機物を濾しとって食物としているとのことで、沖縄本島では、埋め立て・赤土流出などで、かなり危ない状況にあるようです。この干潟もつぶされようとしている訳です。


animation by JavaScript

掘り出したカニを砂の上に置いてやると、見る見るもぐってしまいます。アニメーションにしたので、上のボタンを押してみて下さい。大体、こんなスピードだったと思います。 (JavaScript1.1を使っています。環境によって見えない方はゴメンナサイ)。

トップの写真で、小さな土団子が沢山写っていますが、これが彼らの作ったものですね。

西表島のページなどには、しばらくじっと待っていると一斉に出てくる、とありますが、今回は大勢で邪魔しちゃったね、という感じで、そういうのは見られませんでした。

それから、西表の写真だと、甲羅が青いですね。これは何かあるんでしょうかね?



余談ですが、これを記載した Stimpson という人は、確かペリーと一緒に幕末に日本に来たアメリカ人です。日本ではじめてのコウガイビルとかヤスデの記載もしたようなんですけど、論文がラテン語なんですよね。困っちゃう(って、専門家じゃないからいいんですけど…)。

参考:


撮影: 2005/03/16 公開: 2005/03/21