縁の部分を拡大したところ。光にすかして見ると、奇妙な網目模様がよくわかります。
久しぶりにナゾの物体を公開。なんて大げさですが、どうしても正体が分かりません(くやしー)。お心当たりのある方は、ぜひ教えてください。
2003/08/07さっそく教えていただきました。ツメタガイの卵塊とのことです。「砂茶碗」というそうで、 googleすると沢山出てきます。なるほどねー(千葉の木内さん、ありがとうございました)。
そうなると、タイトルも変だし、カイメンとか書いちゃってるし、大変恥ずかしいんですが、とりあえずこのままにしておきます。
また、下の予想図とは違って、完全にリングにはなってないみたいですね。この辺もう少し調査しますが、以上、とりあえずご報告。
見つけたのは、今年(2003)の5月2日。場所は、千葉の九十九里の砂浜。遠足の地引網を引いている波打ち際にありました。見た目が面白いので、上には拡大したところをあげましたが、ぱっと見るとゴムの切れ端みたいです。
下右の図のように、「じょうご」の先の部分を切り落としたような形をしていたと思われます。直径8cmほど。ほぼ半分だけが残った状態で砂から顔を出していました。
「ゴムのよう」と書いたとおり、弾力がありスベスベしています。実は、2ヶ月も人工海水(ただし濃度イイカゲン)に入れたままにしておいたのですが、全く腐りもせず、感触なども変化なし。
そして、拡大してみると、これが、砂粒がつながってこの形が出来ている。本当に「砂」なのかどうか分かりませんが、粒の形や大きさは一定していませんし、色も様々です。
左は、一部をほぐして顕微鏡で見たところです。
現在は乾燥させてしまいましたが、全体に少し縮んだでけで形は崩れず、しっかりしたままです。
さらに、「網目模様」の中に(すべてではないですが)、何やらまるい球が見えます(拾った次の日に撮影)。
この球、どうしても生き物と関係あるように見えます。卵?細胞? となると、この物体も生き物と関係がある…となるのですが、さて、どんな生き物なのか?
2003/08/07 以下、恥ずかしながら、ウソです!
…一応、現時点での私の憶測では、 「網目模様」が部屋のようになっていて外につながっているみたいなところから、カイメンの仲間かなぁ?と思っています。 カイメン動物の模式図は次のところで見られますので、どうぞ。
PORIFERA - THE SPONGES (Columbia University)
http://www.ldeo.columbia.edu/dees/ees/life/slides/phyla/porifera.html
でも、カイメンなら普通、「骨片」があるみたいなのですが、それらしいのはありません(骨片がほとんどないカイメンもあるそうですが)。
そもそも「じょうご」みたいな形も、ほんとに元からそうなんですかね?ガラス瓶かなんかにくっついてたのが離れた、とかはないかなぁ? それに、端が波うっているのも、何か気になるし。