以前から、「この金魚、なんだかお尻がヘンだよ」「そうだね、ちょっと出っぱってる…でも元気だし大丈夫じゃないの」というような会話をしてた覚えもあるのです。
でも、出っぱってる、というよりも、もっと肝心なことが…。皆さんはお分かりになりましたか?
まず、左側、普通の金魚(うちにいる別のやつ)の写真をご覧下さい。お尻のあたりに注目。そうです、尾びれの前のおなかのところに「しりびれ」があります(*印)。
漢字だと「臀鰭」、「でんき」とも読むそうですが、英語では "analfin" いわば「肛門ひれ」。つまり、肛門と尾びれの間のひれです。
よくウンチをぶら下げている金魚がいますが、機会があったらよく見てください。このしりびれの前の付け根の部分から、ぶら下げているはずです。
ところが、トップの写真を見ると、「しりびれがない!」
右に、もっとはっきりしたクローズアップを示します。
まぁ、金魚なんて品種改良しまくりの生き物で、出目金など奇形を珍重してるようなものだし、らんちゅう(蘭鋳)には背びれがありません。選別のときは随分といろいろヘンなのが出たりするようです。
ですから「しりびれなし」なんてのも、別に珍しいわけでもないんだろうな、とは思いますが、一応記録。
それよりもまぁ、何で今日まで気づかなかったんでしょね。かなりお恥ずかしい。
以下、参考サイト。両方ともなかなかすばらしいです。東京と金魚というのはちょっと意外に思われるかもしれませんが、江戸川区などで盛んだったですね。今でも結構残っているはずです。