「これがX染色体とY染色体だ!」
…なんて言うと、信じちゃう人も結構いそうですが、もちろんウソです。 (^^)
細胞の中に、デンプンとかシュウ酸カルシウムとか、いろんな物質を溜め込んでいて、顕微鏡でそれを観察できる場合があります。「細胞内含有物」と総称されるものですが、これもその一例です。物質として何なのか不明ですが、結晶になっています。
材料は、赤タマネギのアーリーレッドという品種です。 鱗葉の外側の表皮が赤くなっていますが、これをちょっとむいて顕微鏡で見たところ見えたものです。ですので、赤い色は、染色したわけではありません。
ただ、この外側の皮は、内側と違ってうすく(細胞一層の状態に)はがすことが難しく、この結晶がどの部分にあるのか、これもちょっと不明。
ちなみに、内側の表皮はあまり赤くなりませんが、一部赤いところをむいて見ると、右のような感じ、ごく普通の、教科書に載っているようなタマネギの表皮細胞で、結晶は見えません。それから、普通のタマネギだとどうなのか、ちょっと見た限りでは見えないようですが、あまり自信なし。
結晶の形は、ほかにもいろいろあって、一番多いのは単純な棒状。ただ、先端は特定の角度になってるようです。
もうちょっと時間かけていろいろやってみるといい、とは思いつつ、例によって宿題ということで、とりあえず…