胴体の長さ約0.3mm。脚に変なモノが…
ダニというとギョッとする方もいらっしゃるでしょうが、ヒトの血を吸う「ダニのようなヤツ」はダニとしては少数派のようです。主に土壌中で生活するササラダニ類とか、植物の汁を吸うハダニ類(これはこれで困るけど)など吸血しないものがほとんどだといいます。
そういうダニの一派に水中で生活するグループがいます。日本では約230種類が確認されてるそうです(「日本の水道生物」 p.162)。わたしも何種類か見てますが、同定は難しそうなので、いつも「あぁミズダニだな」ということで済ませてました ^^;
実は今回も同定はおろか、どのへんのダニなのかも不明なのですが、それよりもヘンなものが脚についているのでびっくり。それぞれ4つ?つけてゴソゴソ動いています。この種類と思われるものは以前も見ていますが、こういうのは初めて。
「日本淡水生物学」あたりを見ているのですが、この「変なモノ」について、それらしい記述はありません。お心あたりの方いらっしゃいましたら、御教授いただければ幸いです。
胴体真ん中の黄色い部分もキレイで意味ありげ。次の写真は以前に見たものです:左は上面図、右は横から見た図(左右逆)。
撮影時に気がついたこと。最初、ガラスの皿にダニを入れたのですが、脚がひっかからないのか、うまく歩けずひっくり返ってしまいます。当然脚を伸ばしてくれないので写真になりません。プラスチックの皿にしたらOKでした。微妙なもんですね。