直径約1.7mm、黒い真珠というには小さすぎるけど、なかなか美しい。
11月21日、以前 chacha さんからいただいた巨大プラナリアの容器に卵らしいものを発見。この巨大プラナリア様はレバーなどお食べにならないので、随分小さくなってしまいましたが、それでも健在。時々冷凍アカムシなど投入してたので食べてたのか、どうなのか。
とにかく、噂に聞いていた卵らしいのを見られて感激しました。なにしろ水槽のプラナリアことアメリカナミウズムシ(Dugesia tigrina)も、野木さんにいただいた'GI' (ナミウズムシ: D. japonica)もどうも有性生殖しない系統らしいので、卵を見たいなぁ、とずっと思っていたのでした。この辺の話は「プラナリアの生殖」にまとめておいたので、よかったら見て下さい。
一緒に入れてた水草(マツモ)の枯れた切れ端にくっついてましたが、すぐに落ちてしまいました。資料によると、ヒモのようなもの(付着柄)でくっつくというのですが、あまりはっきりせず。でもトップの写真、卵の左側真ん中よりちょっと下に黄色っぽいゴミのようなのがついてます。どうもこれがそれらしいですね。
さて、うまくかえるといいなぁ、どうかなぁ? と思っていましたが、先日(12/24)ついにふ化しました! 「一ヶ月くらいでかえりますよ」というお話だったのでその通り。大体室温(暖房は控えめ)。
でも、ふ化する瞬間は見られず。12/21 にはふ化してないことを確認してるので、ふ化後そんなに時間が経ってるわけではないですが。いつ産まれたのかもよく分からないし。まぁ、一個しかないし、仕方ないかな。
左がふ化した卵の殻。プラナリアの卵は複合卵といって、中に複数の胚(子供)が入っているとのことです。ふ化を確認した当初は2個体しか見当たらなかったのですが、7,8匹は出たようです。しかし、ムシの大きさはかなりのもので、大きいのは5mm程度以上ありました(右)。形も特に変わりなし。普通、こんなもんなのですかね?
昨日、冷凍アカムシをやったら食べてるのもいました(丈夫に育ってくれー)。なお、アカムシは水が汚れにくいのでいいですね。食いつきも悪くないので、最近はこっちが多いです。
本文にも少し書いていますが、「卵」といっても普通の卵と違います。英語では"cocoon" 即ち「まゆ・さなぎ」。日本語だと「卵殻」というようです。