謎のみかんくらげ、こと満腹…
←これは少しのびたところ。タコみたいでしょ? それに横向き。上の写真だと4本しか見えてなかった触手(そう、ホントに触手)が6本見えてます。
それから、上の写真で「ミカン」の真ん中に丸くぼんやり見えてるところ、これが本来出っぱってるのがわかります。
もう分かりました?
←そして、これ。そうです、上の写真は「満腹ヒドラ君を足元から写すの図」なのでした。
この写真でもちょっと不思議に思う方がいるかもしれませんが、ヒドラというのは、いつも同じ場所にじっとしてはいないで、結構動いています。また、水面からぶら下がることもよくします(酸素不足という話もあり)。この写真では右上あたりに基部が丸くみえていて、その下で水面に平行に体を横にしている訳です。
普通は触手ももっと伸びているのですが。
さて、ヒドラみたいなのを「ポリプ」というのですが、結構動くは、こんな形はするは、ポリプとクラゲとどこが違うの?なんて思っていました。確かに触手の場所とか違うけど、トポロジーは一緒だし。
更に、「ジュウモンジクラゲ」なるクラゲがいて、これは海藻にくっついて生活する、まるでポリプみたいなクラゲである、とのお話を某所で聞く。そして「どうしてそれでクラゲなの?」との質問が出たが、時間の都合などで「いえ、やっぱりクラゲなんです」^^;
ちなみにジュウモンジクラゲってこんな連中です。
http://nature.shizugawa.miyagi.jp/MarineAnimal/shosai/37jumonji.html
出典:志津川湾海洋生物 data base(志津川ネイチャーセンター)
ということで、ポリプとクラゲとどこが違うの?というのがギモンでしたが、jfishのドリーさんが明快なお答え。
ジュウモンジクラゲの件、ですが、体の中の胃糸がありますね。 鉢ポリプにはこれはないので、変形したクラゲの体なのです。
うーむ、流石プロフェショナルであります。が、胃糸ってのはなーに?と慌ててミズクラゲ解剖図などを見たのですが、これはまた後日。う、それに考えてみればヒドラはヒドロ虫綱でジュウモンジクラゲの鉢虫綱とは全然別の話であるな… ^^;