謎のコンペイトウ

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Last update: 2000/05/22
kompeito

直径0.1mm弱程度。対物10倍、落射照明(ストロボ)


moss 以前にクマムシ探索のためコケを水にいれてそのままにしてました。この水面に謎のコンペイトウが浮いているのを発見。コケは蘚類なのは確かですが、正体は不明(また宿題か)。

実体顕微鏡で小さい星型のものがぽつんと白く見えたので、拡大してみると上図のようになってました。

照明はなかなかうまくいきましたが、さすがにこのサイズになるとシャープネスがイマイチ足りない感じ。いいレンズだときっと違うんだろうけど…。



kompeito enlarged 更に拡大してみました。これは普通の顕微鏡の図(対物40倍、透過光)。ちょっと色が妙な感じだけどこれもストロボ使ってます。

内側の様子はよくわかりませんが、「ボツボツ」の先端から突起がのびてます。

さて、こいつの正体ですが、今のところ謎。コケには関係ないだろう、何かのたまごじゃなかろうか?、と踏んでます(もしかして、クマムシの?)。

それにこの形。全体で一個なの? それともボツボツのそれぞれが別々なの?

真相は如何に(次回につづく ^^;)。



2000/05/22

その後、学芸員1号さんや陸棲クマムシ専門の阿部さんに教えていただく機会がありました。
結論としては、

とのことです。 ありがとうございました。むふふ(やったぁ) ^^;

でも、クマムシって何?という方もいると思うので、そのうち紹介ページ作らないといかんなぁ。とりあえず学芸員1号さんのところのイラストなど見てくださいね。


余談: コンペイトウはもとはポルトガル語の confeitos から来てるらしい。英語では confetto (pl. -ti) というんだって。ふーむ、世の中知らないことばっかりだ。 以上は和英辞書みて知ったのですが、それじゃぁ、っていうのでWebをちょっと見たら…ありますねぇ。

しかし、この雑学系サイト(勉強さしてもらいます!:Y. Kawamura氏)なかなかすごいや。

なお、「美味しんぼ」47巻にコンペイトウが登場するらしい。これは、上記ページに紹介されていたのだが、巻数不明のためWebを調べた結果、美味しんぼ 単行本リスト(1-71巻 Y. Matsumoto氏)で判明。このリストも今後何か役にたちそうなのでここに記録。

また、「京大ちかくの掬小路という通りを今出川から南に向かって 歩いていると」コンペイトウの店をみつけた、という文章もWebに発見(1996年10月28日の日記らしい。ちなみにこの日記は同年11月で終わっている。こういう遺跡がこれから増えてくるんだろうな)。


"Images"これで50件目になりました。わぁお!(2000/05/02)

撮影: 2000/05/01