フシギな顔(扁形動物)

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Last update: 2001/03/18
a flatworm

虚無僧のような…


水槽のゴミ(勤め先のやつ)を飼っていてみつけたムシ。プラナリアの親戚には間違いないと思います。プラナリアもそうだけど、この連中の「顔」、なんか不思議だなぁ。2個の目がポイントか?訴えるもの(?)があるような…(そういうハズもないけど)。

face1 face2

正体は不明なり。目のすぐ後ろに咽頭があるように思うのですが、どうなんでしょう。大きさはプラナリアの半分くらい、体長4-5mm程度。写真のようにかなり形は変わります。

「目」だって書いてますが、ホントにそうなのか? プラナリアは黒目ですが、これは黄色っぽい。まぁからだの前にはありますね。

ずいぶん前から水草のかけらみたいなのと一緒に生きてます。エサは何もあげてません。ミズミミズの類などと一緒。水温は室温のまま。小さいのもいるようです。


2001/03/18

この虫の正体ですが、川勝博士にご紹介いただいた、ロシアのDr. Oleg Timoshkin によれば、order Lecithoepitheliata, Family Prorhynchidae には間違いないが、それ以上のこと(属レベルの同定)は、モノがないとはっきり言えないとのことです。

外見だけで見ると、Geocentrophora sphyrocephala de Man, 1876 (コケヒラウズムシ)というのが似てはいるようです。


撮影: 2000/07/09